概要
一般鋼材から特殊鋼材・手動から自動まで幅広く対応する脱磁装置。
低周波脱磁装置
特徴
1. 出力周波数は 0.1Hz ~ 9.9Hz の範囲で可変できるため、
搬送速度に合わせた*適な周波数が設定可能です。
2. 出力電流はリップルの小さな矩形波であり、
表皮効果の影響が小さく、磁界が製品内部まで浸透し、
製品を完全に脱磁することができます。
3. 脱磁出力電流は 2 次側制御のため、1 次側電源の電圧変動の影響を
全く受けることなく、安定した脱磁能力を得ることができます。
4. プラス側出力・マイナス側出力のバランス調整ができますので、
地磁気・残留磁気(設置場所周囲の設備)の影響を考慮した脱磁が可能です。
5. 一定出力値での走間脱磁の他、電流減衰制御、
周波数減衰制御を組み合わせた減衰脱磁も可能です。
6. 脱磁出力系統の機械的機構が全くないため、
脱磁能力の経年変化がなく、
ほとんどメンテナンスフリーで使用できます。
7. 脱磁出力制御はインバータ方式であり、
同じ磁界の強さを得るための消費電力は
従来品に比べ半分以下であり、非常に経済的です。
8. 脱磁対象品は大型の鋳鍛品(鋼材・棒鋼)や
形状が複雑な金型等、今まで脱磁困難とされていた部品等に適します。
仕様
型式 LFD-050 LFD-100 LFD-200 LFD-300
電源入力 三相AC 200V 50/60Hz
入力電流 30A 50A 100A 150A
出力電流 50A 99A 200A 300A
電流波形 矩形波
電流調整 デジタルスイッチ
電流計 デジタル電流計
出力周波数 0.1Hz~9.9Hz 可変
周波数計 デジタル周波数計
通電サイクル 連続通電
本体寸法(mm) 600W×700D×1,200H 700W×800D×1,400H 900W×1,000D×1 |